2017年11月30日木曜日

伊勢原市大山に紅葉を見に行きました 前編・午前中の光景

こんばんは、マサムネです。

自分の資格認定試験まであと一週間となり、
今は追い込みの状態です。

そんな中ですが、先日の日曜日11月26日に、
気分転換にと紅葉を見に行きました。
その光景を紹介していきます。



大山・阿夫利山へ

自分が向かったのは、最寄りの私鉄において
一番の紅葉スポットとされている、
神奈川県の伊勢原市(いせはらし)の丹沢大山(たんざわおおやま)国立公園にある
大山(おおやま)」という場所です。
伊勢原駅からのバスを使って到着した「大山ケーブル駅」
ここは「阿夫利山(あふりさん)」とも言いまして、
「あふり」とは「雨降り」の当て字、つまり雨乞いという意味で、
古くから関東において神道の山岳信仰の対象となっていた山であり、
中腹には「阿夫利神社(あふりじんじゃ)」というその雨の神の神社があります。
また、神仏融合のためかその神社とバス停・ケーブルカー駅の間には
大山寺(おおやまでら)」というお寺もあります。

この一帯は丹沢山地という山地に属し、
日本の原生林・山林として前述のように国立公園となっており、
秋には美しい山林が見えるほか、
寺や神社の近くにはカエデ(モミジ)が植樹されており、
時期になると見事な紅葉スポットとなり、
特に大山寺のは写真広告で使われる有名なものとなっています。

次回の日記に掲載しますが、11月後半の夜になると、
この神社とお寺では紅葉のライトアップも行われます。


早朝に出て、マサムネは10時半に到着。

この大山には寺と神社までケーブルカー(ロープウェイ)があるのですが、
物凄い人で1時間以上の行列待ちとなっている事、
せっかく大山に来たのだから山林を散策したい事、
そしてライトアップの夕暮れまで時間が有り余っている事から、
マサムネは歩いて神社まで向かうこととしました。

「なんでライトアップは夜なのに朝に来たの?」
「夕方に来ればいいのではないか?」
とお思いの方もいるでしょう。
この大山、毎年シーズンの昼間以降になると
道路がめちゃくちゃ混雑して、バスであっても立ち往生状態に陥るので、
ライトアップを見たいのならば早くから来てずっと待つのが一番なのですよ。


さて、バス停からケーブルカー駅までの道中、
その道には多数の土産物屋や、大山名産品を使った飲食店が連なります。
大山は水がキレイな事から豆腐が有名で、
縁起物の土産としてはコマが知られています。
そんな中で、自分が毎回買うのが以下の二つ。
まずは途中のせんべい屋で売っている「超巨大せんべい」です。
ある意味で大山名物として有名な超巨大せんべい
 味は普通の醤油せんべいなのですが、
注文するとその場で焼いてくれる焼き立て煎餅なので、
非常に香りが良いです。
写真では省いていますが、いつの間には円盤型だけでなく
ハート形の巨大せんべいも注文できるようになっていました。

もう一つは

「イナゴの佃煮」

です。
道中の店でパック詰めのイナゴの佃煮が売っており、
近場ではここぐらいでしか売っていないので、毎回買うようにしています。
甲殻類のような味わいと甘じょっぱい味付けが非常に良く、
ご飯のお供や、酒の肴として非常によく合います。
…とここまで書きましたが、
直にそれを写すとと嫌がる人がいる
でしょうから、写真は自粛します(汗)。
一応写真は撮っておいたので、万が一希望があれば掲載しますね。

マサムネは「大の虫マニア」のため、何の抵抗も無いのですが、
世の中には嫌がる人が結構いますからね(^_^;)
確かに黒にも近い茶色に煮込まれたバッタの脚は、
チャバネなGの脚に見えなくもないですが…



登山開始~大山寺まで

さて、ケーブルカーを使わずに山道を登った自分ですが、
その光景はこのようになっていました。

大山寺への山道の入口。
ここはまだ石段でしっかりと細されています。
途中の綺麗な木々を撮影。
山中でも電線が通っています。
大山寺の近く。
関連施設化、小さな山道にお寺があります。
大山寺までの山道は、
比較的舗装(といっても石での道の補強ですが)がなされており、
登山初心者でも楽に登れます。
とは言っても山道は山道、慣れない人には段差がかなりしんどいでしょう。
事実、自分も昔はかなりしんどかったです。

…が、今回は妙なくらいひょいひょいと簡単に登れましたね。
昔はかなり息を切らしていたのに、今回は息を切らすことありませんでした。
流石に汗はかなりかいたので、寺に到着したらしばし乾かしましたが。

どうやら、日ごろから農作業などの力仕事をし始めたためか、
基礎となる身体作りが進んだようで、
若い頃よりも体力がついていたようです。
最近は年取ったと実感することが多かったのですが、
必ずしも全て衰えたわけでは無かったようです。
日々の修練って大事ですね。

そして20分ほどで大山寺に到着。
大山寺。
神仏融合の為か、神社と同じ山に寺があります。
ちなみに祭っているのは不動明王。
 そして前述のようにこの大山寺にはカエデが植樹されており、
このような見事な紅葉が見られます。
階段下を横から見た景色。
寺に続く階段を下から眺めたもの。
逆に上から望むとこんな感じです。
寺か真横を眺めたもの。
相模湾がかすかに見えます。
最後の写真のように、ここからも若干ながら相模湾(太平洋)が臨めます。
既に結構な標高である事が分かりますかね。
その為、飛行機に乗った際のような気圧変化で
耳が詰まるような感覚がしばしばおこります。


 

そして再び山道~阿夫利神社へ

そして汗を乾かして休憩を終えて、
神社を目指すべく再び山道に入ります。
ここからは一気に道が険しくなり、
申し訳程度の石舗装だけの急勾配の山道になります。

だんだんと舗装が去れなくなってきて、
勾配もキツく成っていきます。
阿夫利神社近くの山道。
ここはちょっとだけ舗装されていますが、
やはりかなり急です。
急な段差もそうですが、道が狭くて横はすぐ山肌=崖同然のため、
落ちないように細心の注意を払って上る必要があり、
その狭さのため、後ろからの登山者や、下山者との入れ替わりも
ぶつからないように注意を払う必要があります。

そしてさらに20分後に、ようやく阿夫利神社に到着しました。

阿夫利神社に到着。
長きに渡って雨神を祭って来たと共に、
富士山の兄弟神社だという、由緒ある神社です。

 この阿夫利神社も、大山寺ほどではないものの様々な木々が植樹されており、
美しい紅葉・黄葉が見られます。

神社下から眺めた光景。
神社行きの階段の横を見てみました。
神社から下を見下ろした光景。
神社脇を見ると、丹沢の山が眺められます。
大山寺よりもはっきりと神奈川の街と相模湾が見下ろせますね。
標高の高い阿夫利神社からは、大山寺からよりも
はっきりと相模湾の海が見れるのですが、
来た日の写真では雲がかかってよく見えませんね(^_^;)
天気が良いと相模湾沖合にある江ノ島なんかも見れたりもします。


さて、この阿夫利神社の近くには、登山者向けの飲食店が並んでいるのですが、
昨年には無かったお店がありました。
それがこれ。
いつの間にかコーヒー喫茶が出来ていました。
天然水コーヒーと、豆腐パンケーキが売りとのこと。
 なんと神社なのに、ちょっと洒落た感じのコーヒー喫茶です。
どうやら、大山のきれいな湧き水でコーヒーを入れることを売りにしているほか、
大山名産の豆腐を使ったお菓子を出しているようです。
興味はあったのですが、
マサムネは睡眠障害の為にコーヒー含めたカフェイン飲料を朝以外は禁止されており、
(あくまで精神病の為で、カフェインは関係ないと思うのですが、医師の指示。
 けど3年間これを続けて変化ないのだから、やっぱり無関係の気がします…)
断念しました。


さて、阿夫利神社では(100円と有料ですが)来場者に
もみじ汁(豚汁)を振る舞っていました。
折角ですから、これと共に昼食を取る事としましたね。
100円と有料ですが、豚汁がふるまわれています。
その豚汁。大量に作らなくてはいけないためか、
具がかなり少ないです(汗)。
昼食と言っても、来る前に買ったコンビニのおにぎりですが。
もみじ汁の味ですが、コストの関係か具材が少ないですが、
出汁は充分に効いており、充分な味わいです。
何より標高の高さゆえに寒さの厳しいここでは暖が取れて何よりです。


この阿夫利神社ですが、まだ大山の『中腹』であり、
神社の脇には山頂に続く山道があります。
神社に向かって左手側に進むと、更に道があります。
ここから山頂に向かって上る事が出来ます。
 ですが、ここから上の大山はまさに「登山道」というべき過酷な道です
元旦の早朝に初日の出を見るべく登ったことが何度かあるのですが、
足場が石で申し訳程度、というか申し訳以下に崩れないようにされてるだけで、
坂も非常に急で、冬場に上ると地面もところどころ凍結しているという
登山慣れしていない素人には無茶な道のりで、
初日の出以外では登山好きしかまず登りません。

…まぁ、マサムネは初日の出を見るために、
大晦日の夜にノリで登ることを決めて、登り切った事があるのですがね(^_^;)
よくまぁそんな無茶が出来たものだ…
当時の若さゆえに体力と無謀さ故でしょうかね。



ライトアップは次回の日記へ

さて、自分はこの後は夜までおり、ライトアップも見て撮影したのですが、
日記を書く時間の関係で今回はここまでにします。
次回の日記は極力急いで書くようにはしますが、


いつになるかは分からないので、ご了承ください(^_^;)

ではでは、長文失礼いたしました。

2017年11月25日土曜日

近状について・忙しくてスミマセン

こんばんは、マサムネです。

最近、ブログでもツイッターでもあまり顔見せが出来ずに申し訳ないです。

その理由についてと、
近状(ゲームを軽くと、カービィまん)を色々と書いていこうかと思います。


近状が忙しい理由

理由ですが4つほど理由がありまして、以下のようになりますます。

1.資格試験勉強の実施の接近
ツイッターなどでも前から度々書いていますが、
マサムネは12月6日からとある資格試験を受けることとなっており、
それまであと2週間を切ったそちらの詰めの勉強が忙しいためです。

現状の一番の時間をとられる要因はこれですね。

2.通院しているデイケア施設のイベント準備
日記の見出しやプロフィールにも書き、以前から言っているように
マサムネは精神病の患者なのですが、
その治療の為デイケア施設に通っています。
自分は行動療法として農業をしていますね。
元々が農学・自然科学の分野を志望の人間でしたし。

そちらのデイケア施設の方でちょっとしたイベントの予定があり、
(外部からの一般健常者を来場者とし多イベントで、
 障碍者だって立派に生活しているんだというアピールも含んだイベントです)
デイケア通院日はそちらの準備に奔走してます。

3.大量のゲームが出たことで積んでいる(積みゲー)
そして、一番ダメな理由。
いわゆる積みゲー状態に陥っています(汗)。

まず、先月発売したスイッチの『スーパーマリオオデッセイ』が
まったく触れられていない状態でして
(このときは、Miiverse終了間近による最後の詰めと、ブログ開設の準備)、
その後は『ポケットモンスター ウルトラサン』が出て、
そしてスマホで『どうぶつの森 ポケットキャンプ(通称:ポケ森)』がリリースされて、
日課の『スプラトゥーン2』のサーモンラン(バイト)も期間限定ゆえにしなくてはと、
(本当なら良い意味で)悲鳴を上げている状態です。

ポケモンとポケ森は後にブログの題材に使うかもしれないと
写真撮影を大量にしており、
そのための写真整理にも時間を食う結果となっています。

4.以上の事によるストレス
マサムネはマイペースな性格&精神病によりストレス不可に弱い状況ゆえ、
ストレスで簡単に精神的どころか肉体的に体調を崩しやすい状態です。
これらの組み合わせのため心身共に好調とは到底言い難く、
空いた時間は休息・療養に充てざるを得ません。



そんなわけで、現状は非常に慌ただしい状態です(^_^;)
12月半ばを過ぎれば色々と落ち着いてくるとは思いますので、
しばしお待ちください。


ではでは、理由説明はこの辺までとして、
近状の方に参りましょう。

 

ゲームの近状

最近遊んでいるゲームについてです。
これら以外にも『スプラトゥーン2』の大規模アップデートなどがありましたが、
それは「のちに機会があれば載せる」で勘弁してください(^_^;)

ポケモンウルトラサンムーン

遂に『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売されましたね。

以前も日記に書きましたように、
購入バージョンが当初の予定から変更となり、
ウルトラサン』の方をマイバージョンとすることとなりました。
ウルトラサンでプレイすることに。

まぁ後者バージョン(今回でいう『ウルトラムーン』)にしていたのは
「昔からの自分の伝統」であり、それ以上の意味は無かったので、
別に構わない事なのですがね。
『ウルトラサン』の方が現状のポケモン環境では有益な伝説ポケモン
(強力なゲンシグラードン、それと好相性なホウオウヒードランレシラム
 フェアリーに耐性を持つドラゴンのディアルガ
 非常に強力かつ希少な特殊型の超火力フェアリーのゼルネアス、など)
なので、その点では有利ですね。
ウルトラビースト面では、フェローチェとテッカグヤが手に入らないのは残念ですが。

キャラデザインですが、前作では「やや色黒」だったのを
物凄く色黒」に変更しました。

超色黒キャラにしました。

理由は、やや色黒でプレイしたものの、
『サン・ムーン』はライバルのハウを始め、凄い色黒のキャラが多く、
せっかくの色黒さという個性が埋没してしまうことが多かったからですね。

シナリオは言うと、日記を書いている11月24日時点では超序盤であり、
「どうにか通信交換とフェスサークルを使えるようにした」
だけの状態です(汗)。
ここからちょっとしか進んでいません。
早く進めてみたいのですが、
ロールプレイングゲームは時間がかかるものですからね(^_^;)
焦らずに、試験勉強が終わるまでは息抜き程度に、
資格試験が終わったら本腰を入れてやっていきたいと思います。



どうぶつの森 ポケットキャンプ

そして、前々から発表されてきていたスマホ版『どうぶつの森』、
改めて正式タイトル『どうぶつの森ポケットキャンプ』が遂に配信されましたね。

遂に配信されたスマホ版どう森

こちらも「冒頭のみ(フレンドコードを獲得してフレンド登録が可能になるまで)」を
遊んだだけの段階で、チュートリアルもまだ中途半端な状態です。
せめてチュートリアルくらいは終わりたいのですがね…
前述のように試験勉強もしなくてはいけないし、
ストレスで楽しむだけの精神的な余裕もない状態です。
まぁ「スローライフ」が『どうぶつの森』のモットーですし、
気ままにマイペースに進めていきます。

一応フレンドコード載せておきますね。
こちらになります。
ポケ森のフレンドコード

ご覧のように、こちらもポケモン等と同様に、
自分の大好きなキャラデザインの組み合わせ
色黒銀髪碧眼
となっています。
ゲームキャラエディットでは、
いつからこの組み合わせを盛り始めたか判りませんが、
確認できる限りでは、『ドラゴンクエスト9』では既にやっていましたね。

しかし、このポケ森、サーバーとの通信エラーがめちゃくちゃ多いですね(汗)。
大勢のプレイヤーが遊んでおり好調な証拠なのでしょうが、
いくらなんでも困るくらいにエラーが起きますね。
タイトル画面よりも先に
この画面を見る羽目に(汗)。
写真のように、初プレイの際に
タイトル画面ははなくいきなりこの画面が出てきたくらいですから…
サーバーの方の補強が早期に行われることを願うばかりです。



カービィまん、買ってみました!

11月21日からコンビニのローソンで販売され始めた限定中華まん
星のカービィまん」ですが、
自分も買ってみました。
カービィまん マキシムチキントマト味

カービィまん! カービィまん! スーパーデラックス カービィまん!


…言いたかっただけです、ごめんなさい。

しかし、カービィまん好調のようですね。
自分が行ったローソンでは残り1個の状態で、滑り込みでの購入でした。

そして早速試食。
早速試食。
広告写真よりも目など(特に白目)が歪んでいますが、
まぁ気にしたら負けです

味ですが、そのまんまと言えばそのまんまですが
チーズ味のしないピザまんの味
ですね。
イコールして「悪くない味」と言えます。

ただ、味とは別にこの食品には大きな難点が。

食べかけの見た目が恐ろしくスプラッタなんですよ(^_^;)

なにせ血のような色のトマトソースが、崩れたカービィの顔から漏れるわけでして…

一応写真も撮ってはおきました。
が、見たい方のみ下に降りてください。
今回の日記はこれで終了なので、戻っても問題はありません。



















…後悔しませんね?
>はい いいえ



















では、見せます。
これです
限りなくアウトな食べかけカービィまん
こうなってしまうのですよ、はい(^_^;)

ではでは、今回の日記は以上です。
長文失礼いたしました。


2017年11月20日月曜日

オフ会・月島交流会:17年11月19日・夜の部

こんばんは、マサムネです。

今回の日記は、昨日マサムネが行った、
まさとさん主催のオフ会「月島交流会」の特集となります。

『ポケモン ウルトラサンムーン』の日記をお待ちの方、
遅れて申し訳ないです(汗)。
ようやくゲームをスタートしたところで、
かつ12月6日からの資格試験の勉強もあるので、
ゲーム進行も日記執筆もスローペースになると思います(^_^;)

あ、あと以前の日記で「たぶん『ウルトラムーン』を買う」と書きましたが、
色々とあってウルトラサン』の方を購入しました
 理由は後日の日記で説明しますね。

月島交流会ってなに?

まず最初に「『月島交流会』ってなんぞや?」という事を解説しますね。

月島交流会とは、
ゲーマーにて、現在はゲーム誌『ニンテンドードリーム』の編集者の一人である
まさと氏が主催されている任天堂ゲームを主軸としたオフ会です。
東京都の中央区月島にある「月島区民館」の
一室を借りて開催している事からこの名前がついています。

昼の月島区民館(2017年7月撮影)。
都営大江戸線(地下鉄)の月島駅の9番出口から出て
すぐにある有料の部屋貸出施設です。
11月19日当日の月島区民館。
夕方5時頃ですが、時期ゆえに既に暗いです。
 月島区民館の詳細な情報はこちらのホームページを参照ください。
月島駅の9番出口から徒歩1分の場所にあります。

元々は、SNSのmixiで人を集めて企画されたものだったようで、
mixiでの紹介ページを見るとを分かりますが、
2007年からもう10年以上も開催されている歴史あるオフ会ですね。

マサムネは、先日終了したMiiverseを介して まさとさん と親しくなり、
その後ツイッターでも交流するようになりまして、
2年前の2015年11月、まさとさんからの開催のツイートを見て、
飛び入りで参加したのが初めてでした。
今でもマサムネは新参者の部類なのですが、
皆さんに対等に扱っていただいております。感謝感謝です。

その回で、以前からネット上で親しかった方と現実世界で対面することができ
握手を交わしたというエピソードもあります。
(その後その方とは、実はMiiverseやTwitterでの出会い以前に、
 すでにとあるゲーム攻略サイトのの掲示板で出会い、会話をしていた
 という事実が明らかとなったりしています。
 これを踏まえるとネットでは10年来の付き合いがあります)

その後も、都合がついた際にチョイチョイ参加するようになっています。
家の事情もあるので毎回という訳にはいかないのですが、
マサムネの在所である神奈川県相模原市(東京へのベッドタウン)から
電車数本で簡単に来れる場所のため、気軽に訪れています。

月島交流会は、部屋の予約が取れた時間帯によって
「昼の部」と「夜の部」の二通りがあり、
昼の部は、来場者が多数の場合が多くて、
場合によってはその後に打ち上げとして、もんじゃ屋に行くこともあります。
月島は「もんじゃ焼きの街」として有名な場所であり、
膨大な数のもんじゃ焼き屋が連なる通りが存在します。
その中から気まぐれで店を選ぶ形ですね。

2017年7月の打ち上げの際のもんじゃ焼き
夜の部は、時間帯ゆえに少人数となる事が多く、
みんなが気ままにまったりと過ごすという事が多いです。

堅苦しい縛り無く、ゲーマー同士でみんなで気ままに楽しむ。
(ただし任天堂以外のゲームハードはダメね)
それが月島交流会です。

次回の開催は2017年12月24日の昼となっています。
関東近郊の方で、もしよろしかったら、ぜひ御参加ください。
丁重にお持て成ししますし、
損はさせない体験となる事を保証します。


17年11月19日の夜の部、当日の様子

さて、11月19日当日の様子とまいりましょうかね。

この回は「夜の部」でしたので、
少数の人でまったりと楽しむのが主でした。
とはいえ、参加者は最終的には10人を超えましたがね。
 (月島交流会は途中参加でも問題無しです)
後述のように、後半は『スプラトゥーン2』を計7人で遊びました。

交流会の序盤の様子。
みんな気ままに3DSやSwitch、カードゲームをしています。
皆さんの顔には伏せを入れていますね。
月島交流会は「使うゲーム機は任天堂ハードのもの」としていますが、
トレーディングカードゲームはやってもよいという
暗黙の了解と言いますか不文律があり、『遊戯王』等をやられている方もいます。

こんな感じでダラダラとみんなマイペースに、
ゲームをやったりそれを見物したり、雑談したり、
文化堂(月島駅9番出口にあるスーパーマーケット)などで買ってきた
お菓子をつまんだりしながら、まったりと過ごしていきます。

そんなこんなで、マサムネの周囲で起きた2つの事を
今回の日記に掲載していこうかと思います。


ファイアーエムブレム・サイファの見物

月島交流会の参加者には、
『ファイアーエムブレム』シリーズのファン(通称エムブレマー)がおり、
その方々による公式カードゲーム「ファイアーエムブレム・サイファ」の
対戦や見せ合いを行う事がしばしばありまして、
前述のマサムネの友人もエムブレマーである事から
カードの紹介説明や、その友人の行う対戦の見物、
そして友人からの「マサムネもサイファをしないか」という勧誘がよくあります。

ちなみに、マサムネの『ファイアーエムブレム』の度合いですが、
シミュレーションが大の苦手な事と、
中世西洋ファンタジーの世界観が嫌いなことから、
以前はほとんどやっておらず、シリーズを気に入った家族のプレイの様子を
横から見物することで知識を得ていました。
(あとファンサイトなどから知識を拾っていました)
…が、その家族が『ドラゴンクエスト10』に廃人レベルで一辺倒となり、
他のゲームをしなくなったことから、自分でもやるようになりましたね。

『ファイアーエムブレムif』は、
フェニックスモード(不死身モード)という超初心者向けモードの搭載や、
スキル構成を練ったりそれによるキャラエディットができる事から、
ポケモンの厳選の感覚でかなりやり込みました。

さて話を戻しまして『サイファ』の話ですが、オフ会中盤にて、
友人から勧誘としてカードのキャラの紹介やシステムによる奇妙な点、
ゲームルールの実演紹介などがあり、マサムネはそれを見物していました。

『ファイアーエムブレム・サイファ』対戦の様子。
あと補足として、
マサムネですが、現実世界ではかなり無口なタイプであり、
会話ではもっぱら聞き手側の担当です。
ネットだと書く文章が超長文なので
「おしゃべり」だと誤解されたことがありましたが、
現実世界では真逆なのですよ。

そんな中、キャラクターカードの仕様について話を頂き、

ルキナ(『スマブラfor』に参戦しているあのキャラね)はマルス変装状態のカードだと
 『マルスとしても扱っていい』という能力があるから、
 (別人であるのに)マルスが同時に出れない

チキは登場作品が違っても、全て同一人物であるため
 (チキは竜人種族のため、寿命が超長いという設定)
 どれか1枚しか同時に出すことができない

原作での商人キャラであるアンナは
 『それぞれの店にいるのは、同じ顔をした別人(親戚)達の集団』のため、
 同一キャラカードでも同時に出せる 」

といった、原作をひっかけた話が出ました。

そんな中、『ファイアーエムブレムif』のフォレオくん(男の娘キャラ)のカードがあり、
それについて紹介してくれたのですが、固有能力が
男性キャラだが、女性キャラとして扱ってもよい
というツッコミどころがあり過ぎる仕様だと説明されました。

フォレオくん。
主人公の義弟レオンの息子なのだが、
カワイイのが大好きなあまり、女装しているという男の娘キャラ。
ちなみにあくまでカワイイの好きなのであり、異性愛者です。
これだけでもツッコミどころ満載なのですが、
さらに『覚醒』のアズール(『if』のラズワルドと同一人物)が固有能力として
プレイボーイのため、女性キャラが一緒だと士気が上がって能力が高まる
というものを持っており、
この女好き効果が、フォレオくん相手でもしっかりと適応される
という恐るべき事実を語ってくれました。

アッー!

そういえば、『if』でのアズールの娘のソレイユ(百合キャラ)も
「フォレオくんを女性だと勘違いして追い回した挙句、
 男だと分かっても『カワイイから男でもいいや!』と結局は追い回すことにした」
というのがありましたね(^_^;)

百合キャラのソレイユ。
これに限らず、フォレオくんは基本的に被害者担当です。
さすが親子だよ、アズール(ラズワルド)とソレイユ…

余談ですが、上述の「アッー!」話に絡めてで、
『if』にはエポニーヌという重度の腐女子もいるのですが、
それに因んで
「 ┌(┌^o^)┐エポォ... 」
という用語も誕生しているようですね。
ニコニコ大百科では紹介ページまで出来ていました( こちら をどうぞ)。


『スプラトゥーン2』でイカッチャ(オフラインプレイ)

さて、月島交流会の後半は、各々が持ち寄ったSwitchを使っての
『スプラトゥーン2』の「イカッチャ(オフライン通信)」となりました。

『スプラトゥーン2』の新機能「イカッチャ」
3人以上プレイはオンライン限定だった前作とは異なり、
スイッチ本体を持ち寄れば8人プレイも出来ます。
携帯機としても扱えるSwitchならではの要素ですね。

実は、マサムネは初のイカッチャでした。
スプラ2のサーモンラン(バイト。共闘モード)のオンラインモードは
フレンドさんとめちゃくちゃやっているのですが、
オフラインでの通信はこれが初でしたね。

「コードネーム:NX」だったのが「正式名称:ニンテンドースイッチ」となった
その日に公開されたムービーなどで流れていた
友達でそれぞれのマイSwitchを持ち寄っての『スプラトゥーン2』通信プレイ
がついに実現した形ですな。

ちなみに、『マリオカート8DX』のオフラインプレイはすでに実現していました。
この月島交流会だけでなく、月島とは別にネットの友人とじかに会えた際の
飲みの席でみんなでプレイしましたね。

今回、スプラ2を持ち寄ったのは7名。
まずはサーモンランをしようという事になり、サーモンランは4人モードのため、
3人3人で部屋が分かれ、
最後にマサムネが気まぐれで選んだ片方の部屋に入りました。
偶然にも、そちらの部屋のほうが前述の友人や主催者まさとさんのいる部屋で、
個人的にはラッキーでしたね。

そして、オフラインのサーモンランの初プレイで分かったのですが、
オフラインのサーモンランでは自分で武器を指定できるのですね。

オフラインでのサーモンランでは、武器の指定が可能です。
オンラインのようにランダム決定とすることもできます。
オンラインのサーモンランでは、
武器は用意された種類の中からランダム決定なので、
非常に斬新に感じました。
ただ、ランダム決定だからこその「アドリブ性」こそが
サーモンランを楽しくしている要素だというのも事実ですがね。
それを踏まえてか、「ランダム決定」という指定もちゃんとできました。
また、竹筒などアップデートで追加された武器や、
クマサン印の改造武器は選択できませんでしたね。

自分は上の写真のように、お気に入り武器である「ノヴァブラスター」を選択しました。
そしてサーモンラン開始。
得意な武器に固定されていたのは勿論のことですが、
オンラインでの「たつじんランク(再婚難易度ランク)」になって随分経つから
その難易度になれているのに、今回のオフラインは低難易度に設定されていた事、
そして4人プレイだったこともあり、サクサクとクリすることが出来ましたね。

それぞれが得意の武器を指定しての4人バイト。
サーモンラン特有のアドリブ性は低くなりますが、
逆に安定してプレイできました。
しかし、隣の3人部屋の方は、高難易度に設定したうえで、
そもそもプレイ人数が3人だったというのもあり、
ゲームオーバーが多発したようで、悲鳴がやみませんでしたね(^_^;)
最終的には心が折れてしまったとようです(苦笑)。

隣でバイトに対する心が折れたのもあり、途中で対戦モードとなりました。
こちらはまさとさんが休憩に入ったので6人となり、
「恨みっこ無しで、敵味方ランダム選択での3対3対戦」
となりましたね。

サーモンラン後は対戦モードに。
3対3での恨みっこ無しランダムバトルとなりました。
対戦ですが、実はマサムネはサーモンランに夢中のため、
肝心のバトルモードをさほど遊んでなく、まだランク13しかありません(^_^;)
こんなロクに買える武器も揃っていない状態で大丈夫なのか…
…と、思ったら、ランク8ランク7の方もいましたね(汗)。
ちょっと安心(←安心するなや)

そして普通のナワバリバトルを何回かやった後、
「せっかくだから、特殊なルールもやってみないか」
という話となり、
ガチホコ、ガチエリア、そしてガチヤグラもやることとなりました。

対戦は特殊ルールであるガチホコやガチエリアなどもやりました。
マサムネにとってはスプラ1・2通して初のガチルールの体験。
…が、マサムネにはある問題が。
実はマサムネ、
『スプラトゥーン1・2』通して一度もガチルールをやったことが無いのですよ。
理由ですが、MiiverseやTwitterで長く交流のある方は知っているでしょうが、
上述の『ファイアーエムブレム』の項で触れたように
マサムネの家族は『ドラゴンクエスト10』に傾倒するオンラインゲーム廃人であり、
(プレイ時間は9999時間59分でカンストしてしまい、測定不能の状態)
その家族にWiiUを占拠されていたため、
マサムネ個人はほとんどWiiUを個人的に遊べなかった
という過去があった為です(^_^;)
そのため、『スプラトゥーン1』は買ったはいいものの、
まともに遊べなかったのですよ。

そんな人生初のガチルールですが、
何が起こっているのか把握しきれないまま終了ばかりでしたね。
ルールを流れ彼から何となくだけ把握し、
あれこれやっていたらいつの間にか終了というものでした。
ですけど、周囲のプレイヤーの反応と共にかなり楽しめました
なんとなくでも、有利な状況なのか、不利な状況なのかは、
周囲の方々の反応で分かりましたし、何よりも
それを介してのプレイヤーの方々とのコミュニケーションが非常に楽しかったですね

「ゲームと伊野はそれ自体を楽しむというよりも、
 それを介するコミュニケーションツール」
だという横井軍平氏(※)らの理念を再び実感することが出来ましたね。

※横井軍平 - かつて任天堂に所属していた人物で、
 すでに故人(97年に交通事故で亡くなった)。
 ゲーム&ウオッチを皮切りに、
 スーパーファミコン好機およびゲームボーイポケット、 
 そして伝説のバーチャルボーイまでハードやソフトの開発に関わった偉人。
 彼の提唱した
 「枯れた技術の水平思考(技術は既存を使い、アイデアを広げる)」は有名。


さて、今回の日記は以上です。
長文失礼いたしました。

読者のうち関東在中の方々、
機会があれば月島交流会にぜひお越しください!
繰り返すように、次回は12月24日の昼、月島駅の9番出口出てすぐの場所です(^_-)-☆

以前Miitomoで作った月島交流会の雑コラ写真。
あちゃ! あちゃちゃ!

2017年11月16日木曜日

ポケモン 無印サンムーン:シナリオのテーマ「大人と子供、その真の意味」その②

こんばんは、マサムネです。

いよいよ明日『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売ですね!
『ウルトラサンムーン』発売にあやかっての
「Miiverseで上げ損ねた無印『サンムーン』の
シナリオを「大人と子供、その真の意味」で考察してみた日記」、
その後編となります。

後編は、グズマザオボールザミーネ、そしてハプウの考察です。

前編のリーリエ、ククイ博士&バーネット博士、ハウ、グラジオ、
そしてアセロラ&クチナシについて書いた日記は こちら を参照してください。

ではでは早速参ります。
あ、今回の日記は『サン・ムーン』のネタバレが全開なので、それはご了承ください。


グズマ

スカル団のボスとして登場する不良・グズマくん。
当初はただの荒っぽいアウトローとしての描写ですが、
ストーリーが進むにつれて
力があるのにそれが大人に認められず、それ以上の成長ができず挫折した子供
である事が分かってきます。

スカル団のボスのグズマくん。
名前の由来は、観賞用パイナップルの
「グズマニア」

グズマくん個人の詳細や過去については後述するとして、
まずスカル団の長としてグズマくんについてです。
グズマくんや、スカル団ナンバー2のプルメリの姐御は
スカル団の部下たちを『バカなチンピラ』と認定していながら、
それを見下すことなく、部下たちを一団の仲間として大切に可愛がっていた
事がストーリーの節々から分かります。
グズマの荒っぽい性格や言動に怯えることも確かにあるものの、
それ以上にグズマのことを慕っており、
実際にもストーリー中で、ウルトラホールの向うへと彼が消えてしまった際は
皆でグズマくんの救出手段を主人公たちから聞き出そうと躍起になっていました。
グズマくんは外部への言動が暴力的ではあるものの、
仲間内へはそうでもなかったようなのです。

スカル団のナンバー2にて、一団の姐御のプルメリ。
「部下重いなアウトロー」として一団の信頼を得ています。
名前の由来は、ハワイのレイ(花の首飾り)に使われる
花および植物のプルメリア。
余談ですが、プルメリアは美しさと裏腹に毒草であり、
毒タイプ使いのプルメリらしい題材といえます。
グズマくんがルザミーネと共に
ウルトラホールの向うへ消えた際は、
部下たちは救出手段を主人公たちから聞き出そうとしました。
ブズマくんの組織運営が「ただの力による支配」ではなく、
団員から信頼を得ていた事が分かります。
また、シナリオをよ~く見返すと、
グズマくんは初登場時および初戦闘後に
「グスマァ!! なにやってるんだああ!!
 自慢の ポケモンたちに もっと 破壊させてやれよお!!
と、自分に対して怒っているようで、よく見ると
手持ちのポケモンに対して主人側の不甲斐なさを嘆くセリフも混ぜています
部下のスカル団員だけでなく、手持ちのポケモンに対しても
思い遣りや信頼、愛情があるのですよ。
この辺からしても、トレーナーやポケモンを虐げているチンピラが
本当のグズマくんではない事が分かります。

どさくさに紛れながら、実は初登場時から
手持ちのポケモンをいたわるような発言をしています。
自分もプレイ記録の写真を見返していて気づきました。
そして、ストーリーを進めると、
スカル団はエーテル財団がスポンサーであり、その下部組織だったことが分かります。
つまりスカル団とは、わざとポケモンを虐げて、それをエーテル財団が保護することで
エーテル財団の正義の名声と認知を高めるための作為的なポケモン虐待組織、
エーテル財団の慈善事業は自作自演だったという訳です。
そんな汚れ役・サクラを引き受けていたグズマくん。
この辺から、人間としての彼の本性や過去が分かってきます。

初登場時にククイ博士に言っているように、
グズマくんは実力あるトレーナーながらも、
島巡りに挑戦したものの挫折したという事実があり、
さらに自身の発言から「島巡りのキャプテンを目指していた時期があった
事も示唆しています。

そして、ウルトラホールの向うのグズマくん救出方法を聞き出そうとしていた
下っ端を帰らせた後にプルメリが
自分の強さを認めてくれる唯一の大人だから、ルザミーネに懐いていた
とルザミーネに加担していた理由を教えてくれます。
グズマくんはどんな理由であれ、自身の力を認めてほしかったのです。

そして極め付けは、エンディング後。
エンディング後に2番道路にあった「息子が帰ってこない家」に行くと、
そこがグズマくんの実家であり、息子とはグズマくんの事だったと分かります。
そしてその家にあった「誰のものか分からない、ほこりを被った大量のトロフィー」は
グズマくんが昔コンテストで入賞した際のものだと判明します。
ですがこのトロフィーの山、よく見ると銅のトロフィー(3位)ばかりであり、
銀のトロフィー(2位)がようやく1つ、そして金のトロフィー(1位)はゼロなのです
つまりグズマくんはコンテスト入賞の常連者だったものの、
1度も1位にはなれず、2位も1回だけだという、万年二位にすらなれなかった
という事実を察することができます。
「キャプテンになれななかった」と自ら語り、
かつてキャプテン願望があったことをし際しています。
ちなみに、ククイ博士は島巡りの途中で研究者願望が目覚め、
自ら島巡りをやめたようです。
グズマくんがなぜルザミーネに協力していたのかの理由。
どんな汚れ役の担当であっても、
自分の強さを認めてくれたルザミーネに懐いたようなのです。
そして、グズマくんは「自分の力を誰かに認めてほしい」ことに
飢えていたことも察することができます。
エンディング後にグズマくんのものと分かるトロフィーの山。
銅のトロフィーばかりで、銀がようやく一つ、
金は一つもありません。
万年2位どころか、3位が精いっぱいだったという
残酷な事実が分かります。
これらの事から、推測を含んでですが、グズマくんの過去や実情が分かってきます。
グズマくんは、トレーナーとしても、コンテストエンターテイナーとしても優秀で、
トレーナーとしては島巡りを達成してゆくゆくはキャプテン、
コンテストエンターテイナーとしては優勝して名を上げるのが夢だったのでしょう。

ですが、現実は残酷でした。
島巡りは途中で挫折してしまいキャプテンの夢は潰えて、
コンテストも入賞の常連になったものの2位が一回取れた程度という、
中途半端な結果と実績しか残せませんでした。
当然ながら、このような半端な結果では大した評価も受けられません。
自分の力に自信を持っていたであろうグズマくんは、相当な失意の底にあったでしょう。
敗北時の彼の口癖「グズマア!! なにやってるんだああ!!」は
そんな自身への不甲斐なさ根源にあると察することができます。

そして不良となったグズマくんに手を差し伸べたのがルザミーネ。
「悪のグループの長をして、ワザとポケモンを虐げる役割をする」という
それなりの実力が無いと出来ない汚れ役を彼に頼んだわけですね。
悪役でも汚れ役でもなんでも、誰も認めてくれなかった自分の力を認めてくれた
ということがグズマくんは嬉しかったんでしょうね。
おそらくこれがグズマくんを動かしていたものでしょう。

そんなグズマくんですが、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、
レインボーロケット団のイメージイラストを見てみると
正義サイドのメンバーの一人としてひょっこりいるのが確認できます。
本質は悪党では無かったグズマくんですが、
悪事から完全に足を洗って主人公たちに味方してくれるということでしょうかね。
断片的な描写で終わったグズマくんの過去の詳細な解説の登場と共に、
守るものべきを見つけて、
正義へと帰還するグズマくんの登場に期待してもよいでしょうかね。
シナリオが無印版から大幅に変更されるという『ウルトラサン・ウルトラムーン』、
楽しみですな。



ザオボー

エーテル財団の科学部門担当にて、タイプ:ヌルの創造者のザオボー。
ゲーム中でいたるところで大人や子供と口にしている彼ですが、
大人であることを自覚し、表面的な大人である事や立場を矛や盾にするが、
 内面的なことなど肝心な部分が大人になっていない人物
極端に言うと
大人を盾にするだけの、ダメな大人の例
として描かれていると言えますね。

エーテル財団の支部長(当初)にて
科学部門担当のサオボー。
名前はドイツ語でソラ豆を意味する
「ザオボーネ(Saubohne)」
言われてみると、
メガネがソラ豆型をしている。
まずは登場時を見ると、
エーテル財団がスポンサーだと知らないスカル団末端メンバーに追われる中、
部下に守ってもらおうとして
いつも 口だけで なにも しないじゃないですか
と毎回毎回面倒ごとは部下に押し付けており、
ザオボー自身は
「上司は最後の砦なのだから、何かあったら大変」
と、支部長という上司の立場を職権乱用している事が
日常茶飯事であることを伺わせています。

年齢だけでなく、「地位も矛や盾にしている」のですね。


「上司は最後の砦なのだから何かあったら大変」
として面倒ごとは部下に押し付けるザオボー。
大人の立場だけでなく
「地位の立場」も矛や盾にしている事が分かります。

そして、主人公がスカル団下っ端を片付け、主人公の島巡りが一息ついたところで
「一般人にの子供に助けられた」という事態となった自身のメンツを保つべく、
恩を返すという形でエーテルパラダイスへの見学に強引に誘います。
この際も表向きは感謝を見せつつも、
主人公を子供として格下扱いするのが滲み出まくりで、
「大人>子供」という考えの人物である事がすぐ分かります。

エーテルパラダイスに到着後、付き合いの長い同僚であるビッケと会いますが、
名前で呼んだ彼女に対して、自分を肩書き(支部長)と呼ぶよう命令、
このことから身近な人物に対しても地位を矛や盾にしている事が分かります。

「大人は子供より上にある」という考えのザオボー。
本人が分かっているかは不明ですが、
周囲にはまるで隠せていません。
名前で呼んだビッケにし対して。
付き合いの長い人物に対しても
年齢や地位を矛や盾にすることは変わりません。
そしてそんなザオボーですが、リーリエとほしぐもちゃん奪還のために
主人公たちがエーテルパラダイスに殴り込んだ際、
「主人公たちにウソをついて地下に行かせている間に、
 自分は部下を集めて返り討ちの準備をする」
という、ザオボー自身も「大人の特権」と称する「大人のずるさ」を見せます。

…が、「子供の象徴とも言える性格」の人物であるハウから
カギを隠したり、カギを持って隠れたりすれば、
 絶対に先に進まれることが無いのに
と至極正論な指摘を受けます。
ザオボー、「何かと大人の立場を矛や盾にする」という人物だったくせいに、
肝心なところで『大人のずるさ』を全く発揮できていない
という大失態を犯したわけですね。



ハプウから至極正論過ぎる案を指摘されて、
絶句するしかなかったザオボー。
大人の立場を盾にしていたくせして
「大人の汚さ・ずるさ」が足りませんでした。
結局力任せに攻めますが、結果は見えていました。
そして、それを指摘されたザオボーは絶句するしかなく、
他に策も思いつかなかったザオボーは「力任せに正面から向かう」という
「大人のずるさ」がまるでない行動しかとれませんでした。
このイベントだけでもザオボーが
大人や地位を矛や盾にするくせに、大して『大人らしい』事を満たした人間ではない
という事がよく分かります。

その後、ルザミーネの後ろ盾を失った事や、それまでの部下からの悪評もあって
平の職員に降格されます。
後述のように、『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではレインボーロケット団に合流するようですが、
大人である自分が子供に負けたのを認めたがらないゆえに、
再度の出世を狙ってでしょうかね。

敗北してもなお「大人の立場」を訴えるザオボー。
しかし大人を盾にし続けた彼もここまで。
それまでの職員からの悪評や、
ルザミーネの後ろ盾を失ったのもあって、
後に平の構成員に降格されます。

さて、アニメ版でもエーテル財団登場に伴ってザオボーも登場しましたが、
(声の担当はまさかの大ベテラン・真殿光昭(まどのみつあき)氏でした)
アニメ版のザオボーはゲーム版以上に小物として描かれていましたね。

個人的な成果(そしてそれによる出世街道も狙っていたのでしょう)のため、
独断でウルトラホールを開ける実験をひそかに行い、
呼び出したウツロイドの暴走によるリーリエへの被害を
自身の保身の為にスリーパーの催眠術で記憶をいじくって隠ぺい、
中途半端な記憶のリーリエは「ポケモンに触れられない」というトラウマが残り、
ウツロイドを撃退したシルヴァディにも拘束具を付けたうえで封印を試み、
それを救ったグラジオくんはシルヴァディを連れてエーテル財団から脱走。

4年越しにそれが明らかとなってしまったら、
名誉挽回の為にどうにかして研究成果を上げようとし、
ほしぐもちゃんを誘拐して無理やりウルトラホールを開くも、
怒りのルザミーネにビビり、挙句の果自身は信はウツロイドにのされ、

ルザミーネはリーリエを庇ってウルトラスペースに…
と、とにかく自己保身優先のダメな大人として描かれ、
エーテル財団関連のトラブルの元凶となっています。
 
おそくらは『ウルトラサン・ウルトラムーン』で
レインボーロケット団に合流することを踏まえての悪役描写でしょうが、
ヘッポコ度合い・ダメ人間度合いはゲーム版以上です。
今後の『ウルトラサン・ウルトラムーン』際限の展開では大丈夫なのですかね?(汗)
 
アニメ版にて、ほしぐもちゃん誘拐作戦に際しての
「魔法少女☆ザオボー」
真殿氏の熱演もあって、爆笑を誘いました。
ちなみに手にしたステッキみたいのは、収納式の虫アミ型ネットです。



ルザミーネ

エーテル財団の理事長であるルザミーネ。
彼女は
実年齢は立派な大人なのに、精神年齢が悪い意味で子供そのものの人物
として描かれています。

エーテル財団の理事長にて、
40越えという恐るべき美熟女ルザミーネ
名前は、ドイツ語でホウセンカを意味する
「バルザミーネ(Balsamina)」
ちなみにホウセンカの花言葉は「短気
ルザミーネらしいと言えますかね…
発売前の発表時から「エーテル財団は胡散臭すぎる」と話題になりましたが、
初登場時に、容姿から自分と同じ子供だと思ったハウに対して
40歳を超えている」というトンデモ無い事実を教え、
美熟女キャラだったとしてプレイヤーに色んな意味で衝撃を与えます。
後に登場のルザミーネの本性を見ると「実年齢と色々と釣り合っていない」という
キャラクター性を端的に表している要素だとも言えますね。


多くのプレイヤーに色んな意味で衝撃を与えた年齢発言。
まさかの美熟女キャラだったという。
ギンガ団のアカギが「老け顔で27歳だった」のとは真逆。
実年齢に対し精神年齢が釣り合っていない
ルザミーネの本性を暗示していたとも言えますが。

そして、最初は優しそうな素振りを見せますが、
こちらがリーリエの友達だと知ったら否や、突然いら立ちはじめ、
キツそうな性格を見せ始めます。
そしてその直後、ウルトラホールが突如開いてウルトラビースト(ウツロイド)が
目の前に現れたら、一瞬ながら極めて不敵な笑みを見せます。
これによって、
「やっぱり胡散臭さや、オープニングでリーリエを追い回していたように、
 エーテル財団やこの理事長には裏がある」
事をプレイヤーは察する事でしょう。
ですが、ルザミーネの本性はプレイヤーの想像をはるか上をいくものでした。

こちらがリーリエの友達だと知って、
いらだつ反応を見せるルザミーネ。
この辺から本性が漏れはじめます。
登場早々に不敵な笑み。
敵役だとという事を隠す気ないですね…
が、しかしこれはまだ序の口であり…

リーリエとほしぐもちゃんを奪還するべくエーテルパラダイスに殴り込んだ主人公たち。
そして理事長室に入った主人公たちが見たのは
ルザミーネのお気に入りのポケモンが大量に冷凍標本になっている
という狂気しか感じない光景。

そして、会話でルザミーネがリーリエとグラジオの実母であるという事実が判明します。

本性を見せたルザミーネは
我が子であっても自分の思い通りにならないとヒステリーを起こし、
 何でも自分の思い通りにならないと気が済まなく、
 自分が良ければ他の事なんて何ら顧みない
というクレイジーかつ、ワガママな幼児そのものな性格でした。

「ウルトラビーストを我が物にしたい」というエゴを満たすため、
アローラ地方そのものへの被害も顧みずに
ほしぐもちゃんの力でウルトラホールを開きますが、ホールが閉まりそうになって、
部下のグズマくんを連れてホールの向うへと行ってしまいます。



本性をさらけ出し始めたルザミーネ。
胡散臭さがにじみ出過ぎていたキャラだが、
ここまでクレイジーだったとは…
母を連れ戻す、そして説得すために進化したほしぐもちゃんの力を借りて
リーリエと共にウルトラスペースに向かった主人公ですが、
ここにきてルザミーネは更なるクレイジーさと幼稚っぷりを見せつけます。

ウルトラビーストという新たなおもちゃを手に入れてそれに夢中となり、
ウルトラスペースそのものを私物化する発言と共に
訪れた主人公たちという望まない存在にカンシャクを起こすルザミーネ。

「エーテル財団の慈善事業」というそれまでの遊びに貢献してくれていた
グズマくんへは「飽きちゃった」と古いおもちゃを捨てるのと同じ扱いをします。

愛を注げる美しいモのでなければ邪魔でしかない」という
自分にとって都合のよいもの以外はいらない、他はどうでもよいなどと
ワガママ極まって駄々っ子も同然の発言を声高らかにし、
プレイヤーを唖然とさせます。


ウルトラスペースにて。
ここからプレイヤーを圧倒するほどの
更なるクレイジーっぷりを披露してくれます。


グズマがどう慕っていようと、
ルザミーネにとってスカル団を利用した財団の慈善事業は
お金をかけたヒーローごっこにすぎません。

自分のワガママを満たせなくては我慢できず、
その為なら他はどうだっていい。
完全なる「駄々っ子以下」である。


これには娘リーリエを遂に激怒し、
母親を思うがゆえに力強く論しますが、
それでもルザミーネは自分のワガママを曲げません。
「幼いころは何でも言う事を聞いて可愛かったのに、醜く変わってしまって」
とこの期に及んでなおリーリエの成長を認めずに彼女を自身の所有物として見なし、
力づくでこちらを御そうとしてきて、戦闘となってしまいます。




自分の子供だろが、思い通りにならないと気に入らなない。
今のルザミーネにとって娘は自分の所有物だという
歪みきった認識で、玩具と大差ない扱いです。
その後、ルザミーネはウツロイドの毒素(火事場の馬鹿力を無理やり出させる劇物)の
影響で倒れ、最後にリーリエを一人の人間として認めような発言を残し、
昏睡状態になり、リーリエと共に治療の為カントー地方に向かうこととなります。

『ウルトラサン・ウルトラムーン』では大幅にシナリオが変更されて、
想定外に現れたネクロズマからリーリエを守るべく、
母親としての自覚が蘇るとみられるシーンがあり、
ルザミーネがどのような立ち位置になるのか楽しみなところです。

さて、ルザミーネがこのような「精神的に子供そのものなワガママの塊
」となった理由ですが、エンディング後のグラジオくんの話によると、
夫であったウルトラスペース研究者のモーン博士が事故によって
ウルトラホールの向うへと消えてしまった事を
きっかけに変心していったと語っています。
それによって「夫がいるかもしれないウルトラホールおよび
そちらの存在であるウルトラビーストに執着していったのではないか」
というのがグラジオくんの推測です。

ですが、自分としてはそれ以前に「下地」は出来上がっていたんだと思います。
ここからはマサムネの推測をかなり含む文章となっており、
オフィシャルなものではない事を前置きしておきます。

ルザミーネは、エーテル財団の資金面含めた規模などから見て、
「生まれつきの大富豪・令嬢」だったと思うのですよ。
そのため、何不自由なく育っていったと思うのですよね。
そして成長したルザミーネは一流研究者であるモーンと結婚、
後述のモーンが同一人物だとしたら、モーンは包容力ある性格のため、
ルザミーネの結婚はとても幸せだったと思います。
子供に二人恵まれて、順風満帆そのものの人生だったのでしょう。

ところが、突如として夫モーンをルザミーネは失います。
今まで「順風満帆、何でもうまくいっていた人生」を歩んでいたルザミーネは
この年齢となって初めて「思い通りにならない事、挫折」を味わいます。
本来、世の中は思い通りにならない事が当たり前なわけですが、
思い通りの人生を歩み続けていたルザミーネはそれに耐えられず、
「なんでも思い通りにする」事に執着していったのではないか…

ではないかと自分は予想します。
あくまでこれは筆者の予想にすぎず、
『ウルトラサン・ウルトラムーン』でもっと補足説明が入るでしょうから、
それを期待しましょう。

…さて、ウルトラホールに消えたルザミーネの夫「モーン」ですが、
実はゲーム中にモーンと言う名前の人物が存在するのですよ。
「え!?誰?」と思うでしょうが、
実はポケリゾートの管理人のおっちゃんの名前が「モーン」です。
さらに管理人のモーンの容姿を見ると、
髪色や瞳色がリーリエとグラジオと同じとなっており、
彼女たちの父親だというには充分です。
さらに、他のエーテル財団関連者と同様にモーンもドイツの植物名が由来で、
ドイツ語でモーンは園芸植物のポピーを意味します。

そのため、リゾート管理人のモーンは
ウルトラスペースから帰還したが、名前以外の記憶を失ったモーン博士ではないか
という推測が可能です。
事実、劇中では『エメラルド』のリラが
別次元(『オメガルビー・アルファサファイア』ではない世界)からウルトラホールを
 介して来たが、次元移動の反動で記憶喪失になった
と描写されていますので、可能性は充分ありそうです。

これも『ウルトラサン・ウルトラムーン』では補足してほしいところですね。
夫と再会できれば、リーリエたちが喜ぶのは勿論、
ルザミーネも成長できるかもしれませんし。


ウルトラスペースに消失したルザミーネの夫と
ポケリゾートの管理人は
共に名前が「モーン」
つまり記憶を失った同一人物ではという疑いがあります。
更に言うと、モーン(Mohn)もルザミーネ同様ドイツ語の植物名で、
ドイツ語で園芸植物のポピーを意味します。

さて、ザオボー同様、アニメ版にもルザミーネが登場しました。
いったいどんな風にあのクレイジーな本性が出てくるのだろうか…
…と、思ったら逆の意味でとんでもないキャラクターとなっていました。

なんとアニメ版では普通に善きお母さんキャラだったのです
リーリエを未だに赤ちゃん扱いしていたりと、
幼稚な面のある性格とはなっていますが、
娘や息子を心の底から思いやって可愛がる、善きお母様となっており、
ゲーム版でのクレイジーさは微塵もありません。

まぁ、放送時間のゴールデンタイムでゲーム版のお母さまとして描写すると、
あまりにも酷い母親の為、「子供の教育上よくない」として
視聴者の親御さんやPTAから苦情が来る可能性が高いといえますので、
この斜め上をいく改変はある意味「番組的に妥当」だったのかもしれませんがね。

アニメ版のルザミーネ。
どんな風に本性を曝け出すのかと思いきや、
精神的に幼稚な面はあるものの善き母親だったという
(逆の意味での)衝撃的キャラとなっていた。
そんなルザミーネお母様、ウルトラビーストに出会いたくて
その研究を支援しているのは同じで、
ウルトラビースト(ウツロイド)が実際にあらわれた際は、
一瞬だけゲーム版と同じ表情になり、ウルトラビーストに魅了されていました。
本物のウルトラビーストを見て、
一瞬だけゲーム版でのクレイジー表情を見せました。
が、見せたのは一瞬。
すぐに善きお母様に戻り、リーリエの身を案じます。
魅了されたのはほんと一瞬だけで、
すぐに怯えるリーリエを守ろうと我に返るという、
徹底した「善きお母様」となっていましたね。
最終的にて、ルザミーネはリーリエを庇ってウツロイドに捕まり、
そのままウルトラスペースに連れ去られてしまいました。

そして、リーリエはお母様を救出するべく「がんばリーリエ」モードとなるようです。
大幅にシナリオが変更され、アニメ版のような善き母としてのシーンも
公開されている『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、
どのようになるのでしょうね。楽しみです。

すぐにリーリエの身を案じるルザミーネ。
ゲーム版の彼女では信じられない事です。
そしてルザミーネはリーリエを庇って
ウルトラホールの向うに消えてしまい、
ルザミーネを探すべく『ウルトラサン・ウルトラムーン』の
展開となっていくようです。




ハプウ

島巡りの途中、主人公と同じく修行の旅の途中だとして出会う少女ハプウ。
進化ポケモンであるバンバドロを常に随伴させていたり、
のじゃロリ口調である以上に成熟したベテランの様子の言動を見せ、
本当に修行の身=半人前なのか疑わしいくらいの
善い意味で老獪なトレーナーとして描写されます。
彼女はルザミーネとは真逆の存在として描かれたキャラクターと言え、
実年齢は子供だが、精神的には成熟した大人」という存在です。

島巡りのようなことをしている
ちょっと謎めいた のじゃロリ少女として登場するハプウ。
名前のハプウとは、ハワイ固有の超巨大シダ植物のこと。
少女キャラらしかぬネーミングではあります。
第3の島にて、主人公と同行中だったリーリエとも出会い、
彼女を対等な友達として認めてあげて、何かと世話を焼いてあげるようになります。
リーリエにとっても「対等な立場の友人になれた、同世代」として非常に大きく、
立場は対等、しかし精神的に成熟しているハプウが色々と導てくれるという、
友人であると同時に理想的な先輩・後輩の関係となります。

オヤジギャグとして「がんばリーリエ」と言ってみるハプウ。
この駄洒落センスはおじいちゃん達ポニ島の老人たち譲りでしょうか。
がんばリーリエはこれが初出です。
そして、第4の島ポニ島での冒険中に、ハプウの正体が明らかとなります。

ハプウは数年前に亡くなったポニ島の島キングの孫娘であり、
既に実力者だったものの、守り神たるカプ(この島だとカプ・レヒレ)に
祖父の後継者として認めらるほどまでではなく、
そのためカプに認められる実力を身に付けようと、
再度島巡りを行って自身を鍛え直していたのが旅の真実でした。

この際、祖父の事を「ぽっくり逝ってな」と物凄くあっさり表現しており、
祖父との死別を現実として全て受け入れている事が分かります。
ルザミーネが夫を失ったのをきっかけに変心したのとはまるで逆です。
そして実力者なのにカプに認められなかったことも
自身がまだ未熟」として受けれており、そのために鍛え直していたという事実も、
自身に慢心する事とは無縁な成熟した精神の持ち主である事が分かります。


なぜ実力者ながらも修行の旅をしていたのかを明かして。
祖父が亡くなったことを「ぽっくり」とあっさり表現しており、
祖父の死を現実として受け入れている事が分かります。
夫の消失で狂ったルザミーネとは対照的。
これらの点を見ても、
ハプウは口調が老人言葉である以上に
実年齢は子供なのに、精神的には非常に大人で成熟している
人物である事が分かります。
ルザミーネが実年齢に対して子供そのものの精神年齢であるとは真逆です。

ハプウは
真の意味で大人になるというのは『心が成長する事』である
という事を象徴しているキャラクターだと言えますね。

その後もリーリエへの協力を「友達のためじゃ!」の一言の元に
対等な友人の為として惜しまず続けてあげて、
リーリエが実母の説得に向かうという際は
親も人なら、子も人じゃ、言いたいこと言い合え
ともはや「ハプウ、君いくつだっけ?」とツッコみたくなるような
至極正論な発言を持って送り出します。

ハプウはまさに「本当の意味での『大人』を持った人間」として、
良い意味で主人公とリーリエを導いていく存在として描かれてると言えます。

協力を惜しまない事を感謝するリーリエに対して、
この一言で自身の心意気を済ませます。
年齢や境遇が違う相手に対しても、
対等な相手としてやり取りできる成熟した精神を見せます。


日輪/月輪の祭壇に向かって、伝説のポケモンを呼び出して
ルザミーネに会おうとするリーリエに対して。
「君、いくつだっけ?」という精神年齢であるハプウの
成熟度合いの極みとも言える発言。
親と子は歳は違えどまずは人間同士としっかり理解してます。
残念ながら、現在のところハプウはアニメ版で出番がありません。

と言いますか、アニメ版は第2の島クリアの場面で
『ウルトラサン・ウルトラムーン』に合わせてエーテル財団関連の事を
早足で進め始めたので、第3・4の島の展開が丸ごとハブられている状況なのですよ。
そのため、第3の島のアセロラちゃんとクチナシのおやっさんなども登場していません。
サトシの島巡りはちゃんとさせるようなので、遅れて登場でしょうかね。


 

長くなりましたが

相変わらず物凄い極超長文となりましたが、今回の日記は以上です。

読んでくださった方、ありがとうございます。

いよいよ明日『ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売ですが、
資格試験への勉強が忙しいものの、
機会があればそちらのプレイ日記も書きたいところですね。
ネタバレだらけになるため、まともに読めないかもしれませんが(^_^;)

ではでは、長文失礼いたしました~